今日から5月だそうです。なにしろ昨日まで私てば、4月は31日まであるものだと勘違いしてました・・・あうー(汗)。がんばらねば!


で、いきなりだけど「ツボ」のその後 はどうなってるかというと


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こんな感じ。バタバタしていてなかなか進んでませんが、形はほぼ出来上がって、こないだは表面をどういう風に仕上げるか決めました。金槌の打ち目を生かしたオーソドックスな仕上げもいいのだけれども、いつも同じじゃつまんないから、ちょっと加工を施すことに。


この写真のツボの口から肩にかけて金属っぽい輝きがなくてマットになっているところがありますね。ここに緑青を付着させて緑色にします。そのために「荒し槌 」でわざと銅の表面をやすりでこすったような傷をつけてあります。荒し槌の打面は写真手前に写ってるようにボコボコしてるもの。これは、槌を熱してボコボコした岩や石などに打ち付けてつけるのです。すると、ちょうどスタンプみたいに模様がつくというわけ。


で、緑青以外の部分は「六一〇ハップ 」で着色します。銅を温泉に漬けると黒っぽくなるのです。たちこめる硫黄の香りと黄色い温泉湯に作品を入浴させるのです。シロート目にはノンキな風景でおもしろそうでしょ。ほかにも銅ってほんとに変なもんで着色するんですよ。マットな感じの土色(煮色と呼んでます)に仕上げるときには「大根おろし」を入れて煮込むんです。この大根おろしは昔からずーっと受け継がれているワザらしい。昔の知恵ってすごいですね。


そんな写真も追々アップしていきますね。次回、ツボの底を溶接して、着色までいけるといいんだけどなー。緑青と六一〇ハップでどんな色に変身するか、お楽しみに!